簿記の基礎知識は経理職に関わらず、全ての
ビジネスパーソンにとって大切な知識となっています。
新入社員や昇給の条件にしている企業もあります。
日商簿記は4~1級の資格がありますが、
一般のビジネスパーソンなら3級の知識があれば十分です。
経理職を目指すなら最低でも2級は必須となります。
(日商簿記1級を取得すると税理士試験の受験資格を
得る事ができます。)
このブログでは、日商簿記3級と2級について紹介します。
■受験資格・・・3級・2級とも特になし
■試験内容
3級・・・商業簿記
⇒勘定科目に仕分けでき、複式簿記の仕組みを理解できる
個人商店の経理事務向けであり、複式簿記の基本から
基本的な損益計算書(P/S)・貸借対照表(B/S)の仕組みと
作成を身に付けます。
2級・・・商業簿記・工業簿記
⇒3級に加え株式会社の会計処理、支店を開設している
企業における処理もプラスされる。
⇒製造業における基本的な原価計算など
■試験日
2月・6月・11月の年3回
■受験料
3級・・・2,500円
2級・・・4,500円
■合格率(平成24年の場合)
3級・・・2月(49.1%)・6月(41.1%)・11月(31.9%)
2級・・・2月(31.5%)・6月(30.7%)・11月(22.9%)
ご覧のように3級では約半数、2級だと3人に1人の合格と
決して優しい検定ではありません。
試験対策としては過去問題を解くだけでは不十分で、
様々な演習問題をこなす必要があります。
パターン化された問題ではなく、それぞれの級の
基本的な考え方・お金の流れをしっかり理解していないと
合格は難しい傾向にあります。
簿記の知識を身に付けるとコスト感覚を意識するように
なります。
ビジネスの基礎知識として簿記を学んでみてはいかがですか?